968.前売り券を買ってたので、雨の合間に関西万博に行きました。
まあ、……ですね。行きたい方は行けば〜…という感じです。
でもね、結構みなさんモチベーション高く、同じパビリオンに何度も並び直したり、2時間待ちでも結構並んでいたり…。
待たない、並ばない…とか言ってた会場コンセプトはどうなのよ…という感じです。
今回も案の定、ボヤキ親父になってしまうことをお許しください。
でも、これから行く方の参考にはなると思いますよ!
まずは行く前からつまづきました。
前売り券を使うためには来場予約が必須です。
どうせ平日だし、まあ多少は並ぶの覚悟で行きたいときに行けばいいや〜、と思ってましたが、予約登録しないとQRコードが発行されず、使える入場券にならないのです。
まあ、窓口で対応してくれそうですが、そうした情報がサイトにはありません。
オンラインフォームがあったので問い合わせてみましたが、何日経ってもナシのつぶてです。
しょうがないのでとりあえず予約しとこうということで、日時を決めて予約しましたが、その日が都合悪くなったので取り消ししたら、取り消しできる回数が2回までとかで、以前に間違って予約してしまった分含め2回分が消費され、あと一回しか予約できない状態でした。
なんでこんな回数制限あるのか意味不明で、間違ったときも確認の画面が出ずに予約されてしまい、設計者に親切心がありません。
前売り持ってる方は気を付けてくださいね〜!
おそらく、前売りではなくてもオンラインで買ったチケットも同じでしょうね。
パビリオンの入館やイベントの予約はもっとハードル高く、入場日を決めたチケットがないと予約ページすら開きません。
要は、行きたいイベントやパビリオンの予約できる日を狙って行く日を決めるという、当たり前のルーティンができないのです。
そして、予約できるのかできないのかは、予約確定ボタンを押さないとわからない!
予約可の表示が出ているのに予約できなかったりしますので、試しに押して見たらそのまま予約されてしまったのが、最初の間違い予約です。
サイトも色々説明文が多く、そんなものいちいち読む人いないことを前提にしていないので、マイナンバーのシステムとおんなじような行政駄目サイトの典型です。
アクセスは地下鉄で行きましたが、まあ、舞洲は遠いですね。本町から22分。
本町の駅は御堂筋線から乗り換え特別ルートができていて、フリーパスで一旦外に出て、中央線の改札から再入場するするように誘導されました。
もちろん再入場もフリーパスで警備員が見てるだけですが、さすが、入退場がチェックされる自動改札システムだからできることですね。
電車は5分に一本くらいは来るので、以前の中央線と比べたら待ち時間は超短縮、山手線なみです!
舞洲の駅もスムーズでしたが、東ゲートまでは結構広い広場を横断するように歩かされる。
まあ、混雑時はこの広場が待ち行列で一杯になるのでしょうね。
この日はほぼ行列になるほどではなく、唯一、持ち物検査と空港と同じ金属探知機を通過するのに数分かかった程度。
チケットチェックはQR読むだけで一瞬ですにので、あっけなく入場です。
ただ、帰りは閉園間近で一気に人が増えるので、広場を一周させる超大周りのルートが設定されていて、ゲート出てから地下鉄乗るまで、15分は歩かされた感じです。
で、入ってもゲートに地図が置いてあるわけでもなく、どこに何があるやらよくわからない。
OyZはネットで見つけた非公式マップ「辻さんのマップ」を持っていきましたが、便利でよくできていました。
コンビニのネットプリントで¥100−でA3にプリントアウトできますので、二つ折りにしてクリアホルダーに入れて持ち歩くのが便利ですね。
ただ、QRのリンクがある「パビリオン待ち時間サイト」はかなり微妙で、投稿者が少ないのか、あまりあてにできない感じです。
会場内にはあまり案内の掲示がなく、地図がないと迷子になります。
イベントやインフォメーションなどの案内もなく(あったかもしれないけど表示が小さい)、パビリオンの当日予約をする場所がどこなのか、みんな同じようなガルバリウム鋼板の仮設の建物なので、結構探しました。
でも、すでにどこも予約いっぱいのようで、並んでいる人もいましたが、ほぼ予約できませんの張り紙があり、さっさと諦めましたけどね。
まあ、当日予約は朝9時台に入場しないとできそうにないですね。
オンラインでチケット買うと前もって予約できますが、まずは行く日を決めて入場予約しないといけません。
そのうえで、2ヶ月前と7日前の抽選予約、3日前から前日午前9時まで受け付ける先着予約、当日は上に書いたように、入場してから会場端末で予約するという方法になります。
要は3ヶ月ほど前から、行く日を決めて入場予約しないとことが始められない。
どうしても行きたいパビリオンやイベントがある方は、この方法しかなさそうですね。
OyZみたいに、天気や気分で明日行こう…といった行動パターンでは、行きたいところには入れないと言うことです。
予約状況を見て行く日を決めるなんてできないわけですよ。
これと比べるとJRの新幹線Express予約はよくできてますよ。
発車数分前でも何度でも変更可能で、座席の埋まり具合も見えて、座りたい座席の指定までできるわけですから、見習ってほしいですよね。
さあ、パビリオンに到着です。
予約なし入場可能なパビリオンもたくさんありますので、もちろん並ばないといけないですが、OyZは午後から行って8箇所の海外パビリオンに行きました。
面白そうな企業パビリオンなどは予約なしでは入れません。
そんなところには、ハナからいかないと切り捨てたわけです。
ただ、推して知るべしで、数十分並んで入れる海外パビリオンは概ね映像展示です。
10分くらいスクリーンで映像見せられて、特になんの説明もなくおしまい…40分も並んだのに〜というところもありますし、フランスとかドイツは映像見るだけではなく楽しめましたが、積極的にコンパニオンにでも絡まない限り、テンション上がるところまではいきません。
まあ、55年前とたいして進化はしていない…、やはりちゃんと調べて見るものの目的を持っていかないと…、でもそこまでする気はないしね〜!
唯一、良かったのはサウジアラビア館を並んでいたときに、前に並んでいるお兄ちゃんは10回以上来ているとかで、今日もサウジ館に2回目の行列で入ろうとしており、その目的がチェロ演奏のショーがあるとのこと。
更にその話をしていると、後ろに並んでいた女性もそのショー目的で、3回目の行列とか。
これは見ない手はないと、ご一緒させていただき、無事後ろの方からでしたが見ることができましたが、このショーの情報が公式にはどこにも出てこない!
平井麻奈美さんというチェリストが演奏され、サウジの男性歌手が歌い、水をモチーフにした映像が流れるのですが、とても幻想的で、重厚感があり、すごく良かったのです。
なかなか見るのが難しく行列の順番が少しずれれば満席でスルーさせられることになり、一緒にいた方たちも何度も並んでやっとという感じ。
ただ、夜3回限りの演奏のようで、それも6月15日で終わりとか。
すごく貴重なタイミングだったわけで、前後に並んでくれた方に感謝です。
結局こうした現地で手に入れる口コミ情報が、最も有意義ということを痛感しましたね。
OyZはパビリオン以外は大屋根リングを半周ほどして疲れたり、会場内で最も安いと書かれたフードコートで休憩がてらビールでも飲もうかと、行ってみてびっくり!
たこ焼き6個で¥900−、焼きそば¥1,300−、ビールは250ccが¥600−!
まあ、そうだろうなーと思ってましたが、夜店の屋台とおんなじようなベッチョリソース焼きそばが¥1,300−ですよ。
他にもレストランはたくさんありますが、各国の料理が概ねワンプレート¥2〜3,000−という感じ。
ソフトクリームも¥700−ですからね〜!
パビリオン併設のその国の料理がコースでいただけるようなレストランは、余裕で渋沢栄一が何枚も飛んでいきますので、国際賃金基準の万博価格は市中価格の2倍の5割増という感じです。
飲食物は持っていくことですね。
コンビニはありますが、アルコール類は売ってません。
ちなみに、缶、ビン類は持ち込めませんので、水筒などに移し替えるしかない…
そして、飲食店は早々に店じまいしてしまいます。
ドイツ館でビールを飲もうと思ったのですが、2時半頃にはレストランも終了。
飲食専門店も20時頃には店じまいモードですし、22時まで開場しているはずなのに21時前には殆どが店じまい。
パビリオンも20時までに入らないと、入館終了となってしまいます。
日本は夜遅くまでサービス受けられるところは、ごく限られたエリアだけなのですよね。
余談ですが、お腹も空いたので、ドローンショーもブッチして、とっとと梅田まで移動して3ビルの寿司居酒屋でも行こうと思い、急いでいきましたが、22時オーダー終了でアウト!
えー、22時になんて!大阪で仕事してた頃はもっと開いてたぞ〜、と思うのはOyZだけ…!
21時前になると皆さんぞろぞろと大屋根リングに上がり始め、ドローンショー目当てですね。
エスカレータの行列がすごいので、これは上がってしまうと帰りが大変と判断し、もう歩き疲れたし、お腹も空いたので、終了としました。
帰りのゲートを出ると、地下鉄の駅とは反対方向に行くように誘導され、そこそこの人の波になっているので、駅に入るエスカレーターで詰まらないように、分散させる遠回りです。
この遠回りがあったので、梅田についたのが22時になってしまったわけですね。
地下鉄はぎゅうぎゅうかと思いきや、どんどん電車は来るのでそうでもありませんでしたが、本町でかなりの人が御堂筋線に乗り換えるので、こっちが乗る場所によってぎゅうぎゅうです。
家までたどり着いて、梅田でうろついた分も含め27000歩を超えており、そりゃ疲れましたは〜!
なんだか、予約なしでももっと楽しめると思ってたのですが、やはりガチガチシステムに則って、目の色変えて予約取らないと駄目なんでしょうかね。
予約したら雨が降ろうがやりが降ろうが時間通りに現地に行って、パビリオンへ駆けつけて順序正しく並んで入ってくださいね〜…。
55年前と何が違うの?
予約できるところか!
昔はアメリカ館やソビエト館は3時間行列で入るしかなかったのだった!
いや~、改善されたのはその程度?
でも展示内容は前回のほうがワクワクした気がしますね。
「いのち輝く未来社会のデザイン」が今回のテーマですが、堺屋太一氏のような総合プロデューサーが不在です。
見てないので推測ですが、日本館にしても、企業パビリオンにしても、やっぱり映像を見せて説明するパターン?
ロボットとか触れ合えるものもあったかもしれませんが、そりゃヨドバシカメラにもあったりする?!
なんで、狭いパビリオンに閉じ込めようとするのでしょうかね?
各国の展示も内容がバラバラで関連性はなく、単に国の紹介から脱していないし、未来社会のデザインって何?…ですね。
サウジ館のショーにしても、すごく良かったのに、もっと広いところで、誰でも通りすがりで見られるような、フェス形式のステージにはできないのかと思ってしまいます。
大きな屋根のある芝生広場が会場内に数か所あって、そこに寝転がってでもステージが楽しめ、色んな国の出演者が入れ代わり立ち代わりショーをやってて、そのへんの屋台で、新世界価格で飲食物が買えて、あーなんて日本って自由で気持ちの良い、先進国なのに食べ物が安い国なのか〜…という万博だったら良かったのに〜…。
パビリオンに並ばなくても整理券もらって寝転んでいれば良いとか、入館しなくても十分楽しめ、ステージからその国の文化が伝わってくるとか。
音楽フェスやコミケ、たくさんあるテーマパークを見習うべきですよね。
まあ、そんなことに縁のない方がプロデュースしているから?
やっぱり、埋立地を開発して建物を建てて、税金を使いたかった〜、国と大阪府に大阪市…と思ってしまいます。
次の万博に行くことはないと思いますが、建物のない、映像並べる展示のない、説明書きパネルのない、予約でストレスがたまらない、並んで疲れるだけにならない、普通に飲食できて、ピクニック気分で行ける万博ができたらいいなーと思うのですよね。
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