TIPS.961 写真は4次元?!

961.前回よりタイムマシンの話をしてますが、年齢を重ねると時間の持つ意味がどんどん重みを増してきます。
10年一昔と言うのは昭和の話で、令和の現在では1年一昔…と思うのですけどね。
どんどん時間が早く感じるようになるわけです。
よく自分が生きてきた時間が分母になるという話をしますが、1歳児にとって1年は一生なわけです。
10才児の1年は1歳児と比べて1/10になるということ。
50歳の人は1/50ですが、25歳の人の1/25と比較すると半分になるので、25歳の頃と比べると1年の長さは半分程度に感じる。
50歳超えたらどうなるか…。
60歳までの10年でさらに半分の感覚になってきます。
70歳の人はそのさらに半分ですね。
1歳児と比較すると、60歳は1/100、70歳は1/200、80歳は1/400、90歳は…、シャッタースピードみたいですね。
90歳以上は時間という感覚はあまり感じなくなる?。。それは認知症ですかって?
まあ、要は歳をくうほど1年はあっという間になってくる。
皆さんもそろそろそう感じる人が、多くなってきてますよね。

私達が目に見える世界は3次元空間です。
立て、横、奥行きですよね。
写真は2次元なのに、奥行きを感じるのは、脳が過去に見た光景や経験値で補うからですね。
平面の写真を片目で見たり、虫眼鏡を通してみるととても立体的に見えることがあります。
脳がいろいろ想像するからですね。
ただ、写真の画像は2次元ですが、そこには切り取られた一瞬、その時の時間が閉じ込められています。
動画も写真をパタパタ漫画のように、1秒間に30枚とかでめくっているに過ぎません。
連射した写真を速めくりで見ていくと動画のように見えますよね。
一瞬を留める写真は、時間もその中に取り込んで、決して2次元ではないとOyZは思っています。

アインシュタインの相対性理論では「速く移動するほど、止まっているものより時間の進み方が遅くなる」そうです。
もし光の速度の99.5%の速さで移動できたら、止まっている場合より10倍も時間が遅く進む計算らしいです。
よくSFで宇宙旅行に行った飛行士が、地球に帰ってきたら、みんな遥かに年を取っていて、浦島太郎状態というような話があったりします。
これは本当に起こり得ること…、なんでしょうかね?
時間は絶対的なものではなく、相対的に動いている。
カーナビで正確な位置がわかるのはGPS衛星のおかげですが、GPS衛星は時速約1万4000kmという高速で移動するので、地球の時計より毎日100万分の7秒遅くなり、そのための補正をしているそうです。
まあ、今を生きる私達にとって、時間は考えていたらなくなったり、短かったなぁと思ったり…、心臓は鼓動を打ち、秒針は1秒を刻むわけです。

でも、物理的な3次元と比べ、時間を実感するのが難しい。
時間を感じたときには前に進んでいるし、今が最後で今が最新…!
何もしない時間を過ごして無駄にしたな…と思っても、その間もあなたは生きている。
今が一番若いし、一瞬一瞬が未知の未来!
時間は止まることなく流れすぎ、気がついたときは遠い過去となってしまう。
そして、その流れを一瞬止める、写真を撮ろう。
唯一の時間を止める手段。
日常の、毎日の暮らしの中で時間をとどめてみる。
それが写真というタイムマシン。
誰かと一緒にいる時間はとても短く、出会いがあり別れもある。
大切な人と過ごす時間を写真に撮ることは、永遠の時間を手に入れることになるのです。
「写真と暮らす」
先日からこのブログのタイトルが変わったことに気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、なんだか壮大なテーマになってきました。
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