947.関東甲信地区は梅雨入りしたようですね。
北陸、東海、東北南部とともに、昨日梅雨入り宣言されました。
あれ?九州、四国、近畿はまだ?
イマイチ、梅雨前線が落ち着きが無いのですよね。
今週はじめは消えてましたし、一昨日あたりからあるにはあるもの北の方に寄ってて、雨が降れば低気圧のドカ雨で、梅雨の終わりの天気のよう。
まあ、今度しっかり雨が降れば全国梅雨入りなのでしょうが、どうも来週はそれほど降らなさそうな…。
やはり梅雨っていう明確な季節感も、薄れてきているようですね。
最近の梅雨はしとしと降る雨ではなくどかっと降ってカラッと晴れて…、やはり亜熱帯のスコールのようですよね。
写真家としてお天気にも詳しくなりましょう。
天気図を見てお天気を予測したり、雲の状態を想像したり…。
GPVというスーパーコンピューターで雲の動きをシミュレーションしているサイトが有りますが、雨を降らす雲だけではなく、ただの薄雲も表示してくれるので、星撮りする方には手放せないサイトですね。
風景写真を撮りに行くときは必ずGPVを見てから、日差しの状態や雲の厚さを推測し出かけますね。
行った場所が曇ってきてもGPVを見て、少し向こうの山なら晴れてそうだ…ということで移動するケースもしばしば。
5km四方ごと、1時間毎の予報を、3時間おきに39時間先まで出してますので、明日の撮影プランを立てるのにちょうどよく、出発してからも雲の動きがシミュレートされてますので、雲の流れていく方向やタイミングが分かるわけです。
こうした天候の予測はロケハン同様極めて写真撮影には重要な要素と言えますよね。
写真撮影の3つの要素のお話をしてきました。
構図、ピント、露出、でしたよね。
そしてその3つそれぞれにさらに3つの要素があると…。
構図には主題、背景、バランス(配置、デザイン)。
ピントにはピント位置、ピントの範囲、ボケを作る、この3つですよね。
そして露出。
露出の3要素はシャッター速度、絞り、ISO感度。
この露出の3要素には密接な関係と写真界の掟…があるのです。
構図やピントにはある意味、感覚的な感性に左右される、美意識とかイメージ力とかが先行します。
もちろん写真の明るさを決めるのもそうした意識が必要ですが、明るくするか、暗くするかは、先程の露出の3要素の数値的な組み合わせに過ぎません。
そう、露出は数値、それも絶対値で表すことができるのですよね。
その値が「EV」です。
聞いたことありますか?
カメラのカタログを見ていると、AF性能のところに「-5EV〜18EV」とかの表記があったり、露出補正は「±5EV」とか書いてあることがあります。
EV...? 電気自動車じゃないですいよ!
Exposure Value、露光値…ですね。
そしてEVの基準になる値を写真界で決めたのですよね。
ISO100、シャッター速度1秒、絞り1.0...このときの露光量をEV0とする…とね!
前回ISO100は露出の基準値と書きましたが、EVの基準値になっているからですね。
えー、でもシャッター速度1秒は結構遅くて三脚無いと使えない値だし、絞り1.0なんてそんな明るいレンズ見たこと無い…。
なんでそんなあまり使わない値を基準にしてるの…?ですよね。
でもまあ、ISO100は昔からあった普通のフィルムの感度ですし、1秒は時間の基準ですし、絞り1.0は…?
まあ、これもレンズの明るさの値を、焦点距離とレンズの口径(光を通すガラス部分の直径)の比が1.0のものを基準としようと決めたわけです。
そう、絞りの値、レンズのF値って、そのレンズの焦点距離と直径の比なのですよね。
ですので、焦点距離50mm、レンズの直径が50mmあればF値は1.0なのです。
焦点距離50mm、F1.8のレンズの直径は27mmと言うことになりますね。
そして絞りはさらにこの直径を小さくする機能ですよね。
50mmのレンズを絞り16まで絞り込めば、光の通る道の直径は50÷16=3.125mmになるということです。
なんかこんがらがっちゃいましたか?
まあいろいろ決まり事があって、EV値というのを決めて、その基準値がある…という程度でいいと思いますね。
で、重要なのはここから!
EV値を1変えるためには絞りやシャッター速度を1段変えることになります。
1段…? カメラの露出補正やファインダーの明るさメーターに数字が書いてありますよね。
あれですよ!
絞りを1段絞る、SSを一段速くするって、光の量を半分に減らすことなのですね。
逆に1段開く、一段遅くするは光の量は倍になるということ。
SSの場合は1/125を1/60にする、絞りは5.6を4にするということになります。
まあ、SSはたしかにシャッター開く時間が倍になるんだから光の量も倍だよね〜…というのはよくわかりますが、絞りは5.6が4…?
なんでぇ〜?
そこはレンズが丸いことに関わってくるのですが、絞りが丸いレンズの直径の比で表されているから…という説明にとどめておきます。
まあ、よくわからなくても、5.6から4に変えたら光の量は倍になる…ということを覚えておいてください。
これが絞りの1段なのですね。
絞りの基準の1から行くと、
1、1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16、22、32…
レンズに書いてある絞りの表記は、必ずこの順になっています。
これがそれぞれ1段ということなのですね。
まあ、この話をしてもすぐに理解できる人は1/3くらい!
理科や算数は苦手…という方はとっくに眠くなってる感じでしょう。
覚えておいてほしいのは、露出には基準値があって、さらに数値化されていてEVと言うこと。
それと絞りの値にも意味があって適当に決まっているのではなく、一段変えれば光の量が半分になったり倍になったりすること。
さらに、光の量の調整はSSでも絞りでも1段は同じと言うこと。
SSと絞りのどちらを調整しても、1段変えれば光の量は同じだけ変化するということですね。
そして1段っていうのはカメラにもよく数字が書いてあるけれど、ダイヤルの1クリックではなく、普通は3クリック。
大方のカメラは1/3段づつ設定できるようになっているのですよね。
なのでSSも1/60と1/125の間に、1/80と1/100がありますよね。
まあ、こういうことが、原理原則と基礎を知る…ということなんですけどね〜!
めんどくさいのは確かですよね!
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