945.最近高齢者の運転誤りによる事故が増えていますが、特にプリウスが多いのはなぜか?
単に売れている台数と高齢者の保有率が高いからと思っていましたが、どうも違うようです。
プリウスは今までの車とユーザーインタフェースが違うそうです。
今までの慣れた機械と違うと、当然とっさの時に操作を誤ってしまいますよね。
でもそれ以前に今までこうだと思っていたものが全く違う機能だったら…!
それがプリウスのアクセル…のようなのですね。
プリウスは言わずとしれたハイブリッド車ですが、同じハイブリッドでもストロングハイブリッドに分類され、モーターだけで走ることが結構あるわけです。
ですので、車に乗ってエンジンスイッチを入れても、エンジンは掛かりません。
その段階でアクセルをフルに踏み込んでも何も起こらないわけです。
今までの車ならそこでエンジンの回転がブーンと上がって、オットこれはアクセルだったと気づくわけですよね。
でも、もし踏んでいるのがブレーキだと思っていたら…!
その段階で運悪くP(パーキング)スイッチが解除されていたら…、シフトレバーは指一本でドライブモードに入ってしまうのですね。
アクセルベタ踏みでいきなりドライブレンジに入ってしまうわけですから、ロケットスタートです。
運転者はブレーキ踏んでるつもり、それも目一杯…!
でも車はロケットスタート…もうパニックですよね。
これが池袋の事故の真相ではないかと推測するのですが…!
アクセルの機能やシフトノブ、パーキングスイッチなど、今までの車とは全く異なったユーザーインターフェースなのです。
アクセルはみんなエンジンの回転数を上げるものと思っていませんか?
今のハイブリッド車では単なる走るためのスイッチと考えたほうが良さそうですね。
エンジンの回転数とは関係がなく、アクセル踏まなくてもエンジンが勝手にかかって回転数が上がったり、先に書いたようにパーキングやニュートラルのモードだと踏んでも何も起こらない。
プリウスはさらにシフトノブとは別にパーキングスイッチがあったり、シフトノブも単なるスイッチで、ゲームコントローラーのスティックのように操作しても手を離せば中立に戻る様になっていて、今どこのポジションなのかはレバーを見てもわからず、インパネのランプ表示を見ないといけないようなのですよね。
他にも、ブレーキペダルの大きさがそれほど大きくなく、アクセルよりもちょっと大きい程度だったり、ペダル自体がかなり左に寄っているなど、古いガソリン車に慣れた高齢者にはあまりにも操作系が違う…と言うことになります。
車の運転は命にかかわることですので、こうした操作系〜ユーザーインタフェースの変更はしないほうがいい…と言い切っておきます。
こうした人のミスを無くしより安全を確保できるのが自動化だと、世の中はそっちの方向にも向かっていますが、自動化は新たな事故を招くとOyZは警告します。
完全自動運転を実現していたはずの横浜シーサイドラインも逆走してしまいましたよね。
予期しないことは起こりますし、機械は故障します。
機械を信用してはいけない…ということなのですね。
そんなこと言ったらヒコーキなんて乗れないじゃん…と言われると思いますが、ヒコーキは飛ぶ以上落ちるリスクが有るのは当然で皆さんそれを承知しているはずです。
事故率を考えれば最も安全な乗り物と言われるわけですが、事故は必ず起こっているのを知ってますよね。
機械やシステムと共生するということはそれらを理解し、人が使いこなすということ!
そのうえで何を自動化できてすべきなのか、何が機械化できるのかを見極めないといけないということだと思います。
プリウスミサイルと言われる問題がネットでは囁かれていて、気になったので書いてみたのですが、機械やシステムと人とを結びつけるUI(ユーザーインタフェース)がいかに重要かということですね。
そして何でも自動化…、できるところ、したほうがいいところ、しないほうがいいところ、してはいけないところ…、そうしたことをちゃんと見極める大人の目が必要という気がしてなりません。
オートマ車がなかったら…事故はもっと少なくなっているかもしれません。
車の運転ってとっても難しい…と言うふうに理解されていれば、もっと違ったUIになったかも知れません。
誰でも、簡単に、自動的に、使いやすく、便利に…、何でもかんでも機械化でそれができるのではない…と言いたいですね。
で…カメラの話ですよね…!
幸いカメラはその機能で人命に関わるようなことはないので、ことUIに関しても各メーカー好き勝手にデザインしてますよね。
NikonとCanonで操作が逆だったり、SonyやOLYMPUSのメニューの複雑なこと!
車だったら大変なことになってしまいます。
でもね~、前々回からお話しているのは、そんな次元とは別の写真を撮る基本中の基本の部分!
基本を押さえれば、機械を使いこなすことができるようになります。
そしてそうならないと新しい世界は開けないということ。
基本を押さえるために、もうしばらくお付き合いくださいね。
前回はピントの位置のお話をしていました。
どこにピントを合わせるか、被写体のどこをちゃんと見せたいのか…。
思ったところにちゃんとピントが合わせられるようになってくださいね。
そしてピント位置と深く関係するのが2番めのピントの範囲。
えっ!ピントが合う範囲って調整できるの…?
これから撮るあじさい、大きな花の塊全体にピントを合わせようとすると、かなり広い範囲にピントを合わせなければなりません。
普通に近づいて50cmくらい離れたところから撮ってしまうと、花の一部にしかピントが合わないことになります。
それはそれで絵になる…ということなのですが、きれいに大きく咲き広がる花全体を撮りたい…、そんな場合どうしてます?
少し下がって離れて全景を撮る…、まあそれも間違いではありませんが、それでは花が小さくなってしまいますね。
また、どうしても集合写真で縦に並んだ全員にピントが合わないとか、後ろの山にもピントを合わせて記念写真を撮りたいとか…。
一眼ではうまく撮れないので、スマホかコンデジで撮ります…という方もいますよね。
地上から600mのスカイツリーのてっぺんと38万キロ彼方にある月と両方にピントが合った写真、どうやって撮ったのでしょう?
詳しくはこちら!
絞りを絞ることでピントの合う範囲を広げることができるのですね。
被写界深度…というやつですが、いくつにすればどれだけ広がるかはいろいろな条件で変わってきます。
ちゃんと計算してくれるサイトがありますね。
さあ、「絞り」が出てきてしまいましたね。
絞りってなに?どこについてるの?どんなもの?
ご存知ですか?
まあ、細かい解説は専門家におまかせします…!
絞りを絞り込めば、ぐっと奥行きのある遠くまでピントのあった写真が撮れます。
絞りを使って自分でピントが合う範囲を決めていけるのですよね。
でも、いつも被写界深度計算機を持って歩いているわけではありませんので、感覚的にこれを掴むことが重要になってきます。
ここからあそこまでピント合わせたい場合は絞り8かなぁ〜…。
これができるようになるにはレンズの焦点距離、ピント位置までの距離、合わせたい範囲の奥行きを計算して絞り値を決めることになります。
いちいち計算できることではないので、感覚的に掴むために、撮って確認するの繰り返しですよね。
そして、ピントの要素の3番目にくるボケを作ることと密接に関連してきます。
奥までピントを合わせたいのに、そのすぐ向こうに来る背景をぼかすのは無理ですよね。
背景までどれほどの距離が取れるのかでボケ具合も変わってきますし、レンズの焦点距離と絞り値、そして被写体までの距離でボケの出来具合は大きく変わってくるのですよね。
背景を大きくぼかしたいときは絞り値はできるだけ小さく、レンズはできるだけ望遠側で、できるだけ近くにピントを合わせ、背景はできるだけ遠くを見通すようにする…ですね。
そうした状態を作り出すことができる構図を考えることにもなります。
そして、ボケを作るために絞りを小さくすれば、画面は明るくなります。
逆に奥までピントを合わせようと絞り込めば、画面は暗くなるわけですね。
さあ、今度は明るさが変わってきました!
ということで、次回の露出につながっていくわけですね!
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