TIPS841~赤い花

841.次の日曜日はいよいよ巾着田企画です。
お天気はまあまあの感じで、夕陽も期待できそうですね。
開花状況も全体的な峠は越えたようですが、遅咲きのところではまだ開いていない花もあるようで、タイミング的にもちょうどいい感じ…。

人出は結構多いと思いますので、通路は混雑するかもしれませんね。
特に3連休は台風だったので、次の週末に延ばした方も多いでしょう。
まあ、とにかく広い場所ですので、少々人が多くても平気ですが、ランチの現地調達はかなりの行列覚悟が必要でしょうね。
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500万本の曼珠沙華が咲き乱れる広いエリアですが、コスモスにも注目です。
会場的にはコスモスはメインではないので、こちらの方が人も少なく撮りやすいかもしれません。
花撮影の練習にはコスモスはちょうどいいかもしれませんね。
曼珠沙華とは対照的なかわいらしさ、可憐さです。
秋の青空とのコントラストもいいですし、曇っていても少し明るい目にフワトロ写真の被写体としては持って来い。
お天気に合わせたイメージを考えておくといいですよね。
巾着田はほぼ毎年行ってる定番スポットですので、今年はどんな写真が撮れるか、去年とは違う何かを写すことができるか…、なかなかテーマとしては難しくなってきます。
まずはコスモスにしろ曼珠沙華にしろ、いろんな写真を見てイメージしてください。
試しにGoogleで「曼珠沙華 巾着田 画像」で検索してみると、真っ赤な写真がいっぱい出てきます。
良ーく見ていくと、目を引くのは花と何か…の写真だったりします。
赤い花だけでは単調すぎて…、みんな同じ写真に見えてきますよね。
何か…に何を持ってくるか、偶然に蝶が来てくれることもあるでしょうが、基本はじっくり歩き回って探すことです。
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よく言ってますが、花撮影はまずはかわいい良い子を見つけること。
500万本あるはずですので、5万本くらいはかわいいいい子がいるはずですよね。
群生の中にひときわ孤高の美しさですっくと立ちあがっている子、赤い中にそこだけ光を振りまくように立ち尽くす白い花、いくつかの従者を従え一段と大きく開いたアピールの強い子…、いろんないい子がいるはずです。
そしてその子がどんな背景と絡むのか。
これもいつも言ってることですが、花の写真は背景が8割。
確かにメインの被写体は花なのですが、それを引き立てる事ができるのが背景です。
背景をボカす…というのが最も簡単ですが、いつもそればかりでは芸がありません。
暗い影の背景を持ってくるとか、逆に明るい空を背景にするとか…、全く違う雰囲気の写真になるはずですよね。
ぜひ、背景をぼかしてばかりの方は、どの程度ぼかすのか…、ある程度何があるのかを見せる絞りの調整を考えて撮る努力をしてみましょう。
こうした背景を見つけるためには、やはりイメージが重要になります。
過去に見たことのあるもの...、記憶の中にある何かです。
新しいイメージも記憶の中のヒントから生まれます。
イメージできないものは撮れない…といつも言ってますが、そのイメージのもとは記憶の中にあるのですね。
「曼珠沙華 画像」で検索かけるともっといろいろな写真が出てきますので、Googleの画像を見ながらでもイメージすることはできますよね。
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赤と緑、繊細で妖艶、白く浮かび上がる、暗い背景、日向と影、空を背景に見上げる、木立の作る影のライン、どこまでも続く赤い波、画面いっぱいの赤い世界、蝶(できればクロアゲハ)、木漏れ日スポットライト…、いろんなイメージが想像できますよね。
立体的な、いろいろな表情のある花ですので、バラやコスモスのような割と単純なイメージではありません。
コスモスと撮り比べても面白いかもしれませんね。
どちらが撮りやすいか…。
まあ、人それぞれでしょうが、コスモスのほうが撮りやすいかもしれませんね。
それはわりとイメージがパターン化されているからかもしれません。
そして、光の方向です。基本花は逆光で撮ります。
ポートレートも同じですよね。
順光で撮る写真は影ができないので平面的になりがちです。
逆行になると重なる花弁は影になりますし、透ける花弁は光のグラデーションを作りますし、カメラ側で明るくも暗くも自由にコントロールできる。
被写体の輪郭を光らせたり、背景を白く柔らかくしたり、柔らかい質感の写真は必ず逆光か半逆光で撮られています。
こうした光の方向性も、いろいろな方向から撮ってみて習得していければいいですね。
常に光がどちらからきているかを意識して、被写体を探すようにしましょう。
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さあ、どんどんイメージ仕入れてくださいね。
記憶の中のイメージがあなたの撮る写真の基となります。
そして想像しましょう。
どんな写真を撮りたいのか、説明できるようにしましょう。
どうやって写真を撮るかは教わることができますが、どんな写真を撮るかを決めるのは自分です。
人のイメージを拝借するのも構いませんが、その写真を撮るために何が必要なのかを考えなければなりません。
いいな、真似してみようと思ったなら、その写真を読み取ることが重要です。
光の方向は、強さは、レンズは望遠なのか広角なのか、被写界深度はどのくらいなのか、シャター速度は遅いのか速いのか…。
最初はなかなかわからないと思いますので、分かる人に聞くのが早道ですね。
そうした観察眼を養うことが、写真の上達には必須なのです。
少し前は写真撮るの楽しかったなぁ…、ボカしたり大きくアップにしてみたり、ホワイトバランス変えてみたり、露出補正してみたり…。
でも最近はカメラの操作もマンネリ化して、いまいち楽しくないし、去年と同じような写真ばかり撮ってるよなぁ…。
そんな風に感じている方は、ぜひ写真を読む、設定を想像する、アレンジする、撮ってみて結果を比較する…、これを実践しましょう。
さらなるステップアップのきっかけは、自分の記憶の中にあるイメージから始まるのです。
イメージは無限ですからね!

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