TIPS838~iPhone8

838.iPhone8が発表されました。
Appleの新製品発表はこの時期の定番ですよね。

今日、Webにも情報がアップされていますが、ちょっと見てみたところ、とにかく画像が綺麗というのと、カメラ押しです。
まあCPUが新しくなり、処理能力が早くなったのはある意味当たり前の進化で、後は液晶ディスプレーがよりきれいに、カメラ機能が見違える写真が撮れるように…と、進化しているみたいなのですが、うーん目新しさがないなぁ。
まあ、ガラスから生まれた…?という意味不明のキャッチコピーは、他のスマホと質感やデザインで差別化するしかなくなってきたのか…と思ってしまいましたね。
唯一、ワイヤレス充電機能が新しいかも…ですが、充電器のは別売で¥6,980-もしちゃいます。
まあ別にこれは新しいテクノロジーでも何でもないですよね。
これから一気になんでもワイヤレスで充電できるように、普及するような気がします。
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で、一押しのカメラ機能なのですが、基本iPhone7と大差ない…。
うーん、何が新しいんだろう…?
12Mピクセルのセンサーは7と比べて大きくなったようですが、写真で見る限りレンズは一回り大きいかなぁ~という程度で、具体的なサイズが公開されているわけではありません。
7Plusのときから実装された、一眼と同じようにボカすことができるポートレートモードが、機械学習によって進化した…?
なんかはやりの言葉で、一言ですごいだろう…という感じで、何がどうなったのかはよく分からないのですよね。
ポートレートのライティングモードがあり、光の当たり方が選べるということなのですが、PhotoShopでハイライト加工したような感じにできるというみたいで、なんか進化の方向が正しいのかどうかよくわからない。
あくまでも一眼で撮るような写真に近づけよう…としている…、かなり無理して…という気がしてなりません。
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ポートレートモードを選択すると、デュアルカメラの望遠側を使うことになります。
iPhoneには7plusからカメラが二つついていて、一つはplusではない機種にもついている28mm相当のF1.8。かなり明るいレンズですが、スマホでは標準的なカメラですね。
もう一つは56mm相当のF2.8。Appleは望遠と言ってますが、標準的な焦点距離ですね。
ポートレートモードを選択できるのは、この二つ目のカメラがついているplus だけなのです。
まあ、56mmはポートレート撮るうえでは妥当な焦点距離と言えますが、この焦点距離はあくまでもフルサイズ換算ですので、実際のレンズの焦点距離は数ミリしかないのです。
そんなレンズでうまくボケるわけがない…、のですよね。
ですので、「被写界深度エフェクト」という機能がついてくる。
これが効くのが、被写体までの距離が40cm~240cmで、明るく撮れるときに限定されているようです。
その間に人の顔を持ってくれば後ろをぼかした写真に加工してくれる。
240cm離れれば、フルサイズの50mmレンズでも背景ボケする限界かなぁと思いますので、まあ、ほぼフルサイズの一眼を使ったのと同じような感じに、ボケを作ってくれるということなのですね。
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ちなみにボケは英語でもBokeh…。
"h"がついているのは、Bokeだとボウㇰ…という感じに発音してしまうからだそうです。
でも結構いろんな発音をされていてボカーとかボクゥとか、なかなかボケと言いにくいみたいですね。
もともと、英語でボケに相当する単語がなく、単にOut of focus と言ってたそうなのですが、これではピントがずれているだけなのかよくわからない…。
なので、ある写真家がBokehを使いだしたのが広まったようですね。
ボケ味のことをBokeh taste...というかどうかは知りませんが、カメラ用語で日本語が世界に浸透したまれな例ですよね。
話が脱線してしまいましたが、iPhoneの被写界深度エフェクトはデュアルカメラで被写体と背景の距離を割り出し、最適なぼかし具合を決めているのでしょうね。
多分、距離に応じてボケの度合いを段階的に変えていく処理を行っているようで、その段になる箇所はピクセル単位でエッジ処理しているようで、ボケてはいけない被写体のエッジも、何となくあいまいになるということが起こるようです。
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そして基本ポートレートモードで人を撮る前提ですので、背景に人が来てしまうと、どっちを撮るのか迷う…、被写体が物だった場合は、背景の人にピントが合ってしまうということが起こります。
なかなか使い方がむつかしいですね。
いろいろな制限をつけて、ポートレート限定ですがボケをわざわざ作る。
そこまでしてぼけた写真を作りたい…ということですね。
如何に写真にとってボケが重要か…ということですよね。
よく初心者講習でも、どうやってボカすのかを聞いてくる人が多いのがよく分かります。
みんな背景ボケの写真が大好きなわけです。
…それはなぜ…?
このブログをずっと読んでいただいている方ならわかりますよね。
いつも言ってるように、写真は背景が重要。
被写体を引き立てるために背景を選ぶ、そしていらないものは見えなくしてしまう。
ボカして見えなくしてしまうのが一番簡単でスマートですよね。
そしてボケ味を求めてレンズ沼に入水していく…。
結構どっぷりつかった人が多くなってきてますが、やはりエフェクトでぼかすのではなく、大口径のレンズの柔らかいボケとクッキリした被写体の描写は他では得られない…ということなのです。
綺麗なボケができるという進化したiPhone8plus…、買いますか?

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