TIPS835~100年の時を超えて

835.FUJIFILMのイベントで綱町三井倶楽部に行きました。
大正2年に建てられた西洋建築で、三井系企業の役職者だけが入れる会員制クラブです。
通常一般の入館はできず、会員の紹介が必要で、結婚式場やレストランもあるようですね。
要は昔の財閥のVIP接待用の迎賓館。
そこに自由に入れるイベントなんて、かなり思い切った企画という感じです。
18:00からのオープンで10分くらい前に行ったのですが、すでに200人くらいが行列しています。
18:00をまわるころには300人くらいになっており、かなりの混雑...。
普段こんなにたくさんの人が来るところではないはずなので、ちょっと大混乱の様相になってきてます。
あまり宣伝されてはおらず、FUJIのユーザーか関係者にしかアナウンスされてないようでしたが、人数制限をするでもなくネットの行きます宣言だけで入れますので、多分エントリーは2000人くらいになってたのではないでしょうか?
半分が来たとしても1000人ですので、ちょっと会場のキャパは越えている感じでしたね。
2A0E689D-5161-48A8-B113-9CA15A2F3CE4.jpg

織作峰子さんのトークショーは、あまりの盛況で急遽会場が変更になるほど。
ネット登録しているので、何人くらい来そうかあらかじめ予想できそうなものなのに、FUJI側の問題なのか、施設側の問題なのか、全く要領を得ていません。
中判ミラーレスのGFXを貸してくれるとのことで、期待して並んだのですがスタッフがどういう手順で貸出してるのか全く把握しておらず、何台あるかすらわかっていない。
しばらくしたらGFXは出払いました…、と言われたので、さっさと並ぶのやめました。
後で聞いたら10台しかなかったそうなので、みんなそれ目当てで来てるんだからあっという間になくなるはずです。
まあ、20時ごろになって帰る人も増え、返却されるものも出てきたので、GFX持ってる人の後について行って、首尾よく貸してもらえましたね。
GFX自体はすでにCP+とかで触っているので、今回はこの建物を中判5000万画素で撮りたい…、という思いです。
まだ実際のデーターをちゃんと見たわけではないので、雰囲気だけの話になりますが、高感度ノイズにはけっこう強く、色乗りがいい印象ですね。
解像度や高精細さはネットに上げる写真ではわからないので、PC画面で拡大するか、プリントを見る必要があります。
D121F4A0-544A-471E-BCFA-B706EC60E2C3.jpg

GFXのボディーは、フルサイズ一眼レフとほぼ同じくらいの大きさ重さですので、まあ手になじむ感じも違和感はないのですが、いかんせんレンズが大きいので、全体ではかなりの重量級の印象になってしまいます。
フルサイズ一眼の1.7倍の大きさのセンサーと、それに光を届ける大口径のレンズですので、本体はミラーレス化で小さいとはいえ、やはりかなりの根性がないと持ち歩くのは大変そうですね。まあ、その前に買える価格か…という問題がありますけどね。

FUJIFILMのデジタル一眼は、このGFXを除けばすべてAPS-Cのミラーレスです。
フルサイズを作らずいきなり中判を出してきたFUJIの心意気を感じますよね。
Cano、Nikoと同じ土俵で戦わず、独自色を強く出し一部のコアなファンとプロに受け入れられる…。
プロにとって中判は必然である…と言われました。
そしてアマチュアにとっては憧れ…!
広告写真や人物撮り、物撮りから風景まで、さすがにスポーツや動きものはその機動力故、あまり中判の出番はありませんが、A1サイズ以上にプリントするとなれば、5000万画素はほしいところ。
フルサイズ一眼でも5000万画素を超えるカメラはありますが、やはりセンサーサイズが物理的に大きい中判とは、いろいろな差が出てきます。
同じ画素数でも物理サイズが大きいということは、受光素子一つ一つが大きいということ。
ノイズ耐性が高く、色分離が鮮明で、解像力精度が上がる…、要はクッキリ鮮明な色表現と高精細な画像が得られるということなのですね。
APS-Cやマイクロフォーサーズのユーザーがフルサイズいいかもー…と思うように、フルサイズユーザーは中判いいかも…と思うのですよね。
でも、FUJIは独自のセンサー技術と独特のフィルムシミュレーションという機能で、フルサイズを不要とし、APS-Cで十分…と、言い切っていたのですよね。
それなのにいきなり中判を出してきた…、これはプロカメラマンへの挑戦か、キャノニコ+ソニーが牛耳るカメラ業界への反逆か…。
FUJIが熱い…と言えますよね。
6DCD5FDB-B5DE-44FD-9C95-98951B25402F.jpg
もう一つ今回のイベントで気になっていたのが、浅岡省一さんのトークショーです。
透明感ポートレートの秘密…ということで、透明感ってなに???
FUJIのカメラは結構明るくしても白飛び耐性が強く、色表現に優れ、いわゆるFUJIの色…と言われる色が鮮明な透明感が得られる。
さらにフィルムシミュレーションを変えることで、落ち着きのある、しっとりとした印象にもできる、サンプルの写真も見せていただきましたが、どれも明るい目でありながらディテールがしっかりしていて、すこし甘めのピントなのですが、明瞭度が低いわけではない。
現像で明瞭度を落とした写真は、肌がのっぺりとつぶれてしまうので、気持ち悪いと言われてましたね。
そして、その透明感のコツは湿度が高い時に撮る…事だと。
結構荒天での撮影が多いそうです。
そうか、イルコさんのポートレートでも鋭いストロボ直あての光を使っても、なんとなくふんわりしているのは、開放絞りで使うレンズの特性だけではなく、湿度かぁ…!
そう!まさに今日の天気!…、昨日の夜はしとしとと雨が降っていましたね。
B64CFA56-E2DE-4EE4-AC54-2711C965F31A.jpg

浅岡さんのポートレートは、ほかのプロの撮るポートレートとは少し違った印象でしたね。
モデルを素人っぽく撮る…、と言ったらいいのか、オフショットと本番の区別がつかないというか、とにかく自然で無理に見せようとしていない。
なかなかプロのモデルを撮るとき、こうしたタッチの写真は難しいのではないかと思ってしまいます。
何かに気を向けるようにすると言われてましたが、それが成功しているのでしょうか。
逆光のカフェでメニューを見ているモデルの顔を、鼻から上を切ってしまったのにははっとさせられましたね。
モデル撮影をしているのではなく、そこの空気感を撮ろうとしている…、たまたまメインの被写体は女性…と言うだけ…そんな感じなのでしょうね。
透明感と言われるのは、モデルを透かして見て、そこの空気を撮っているから…ではないかと!

この記事へのコメント