TIPS832~夏の終わりの代官山ツアー

832.一昨日の日曜日は代官山ツアーでした。
代官山は渋谷から一駅なのですが、歩くとちょっと遠いのでなかなか足が向きません。
おしゃれなカフェやお店がたくさんあるので、ピンポイントでそこのお店に行く人は多いようですが、なかなか散策するほどでもない…というイメージです。
それにそんなに広くないエリアで、見るとこあるの…?
狭い路地にあるお店が多く、道が複雑でどこに何があるかわかりにくい…。
ちょっと初めての人にはハードルが高いかもしれません。
歩いている人も、かなり勝手知った人が多いのか、目的のお店にどんどん行く感じです。
少なくとも渋谷のような、地方から来た的な人は少ないですね。
外国人もいますが、近所に住んでる人が多い感じです。
東京に住み慣れた、その場所を使い慣れた大人が集まる街…という雰囲気ですね。
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前回もそうだったのですが、こうした街歩きでの撮影では、なかなか進まなくなってきます。
見るとこあるの…?なんてレベルではなく、撮るものが多すぎて止まってばかりで、予定の半分くらいしか行けずに時間切れになってしまいました。
やはり写真を撮るというのは被写体を見つけ観察する行為ですので、写真を撮らない人から見ると何をもたもたやってんの…、ということになってしまいます。
よくお話してるのですが、写真を撮らない人はどんな絶景を前にしても10分で飽きます。
さっさと行ってしまうのですよね。
もう少し光が変わるとあそこに陽が差すとか、この雲がなくなればあそこが輝くとか、人が来るまでもう少し待とうとか…、そんなことを考えるのは写真家…アート作家だからですよね。
やはり、写真を撮る人同志でツアーに行かないと、置いてけぼり食うことになります。
そうしてじっくり観察していると、見過ごしてしまう景色も、シャッターチャンスによって絶景に変わることがある。
写真家はだれでも絶景ハンターになれるわけです。
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1回のツアーで500枚くらいは撮ろう…とよくお話ししていますが、そのくらいの量があると、家に帰って見直すときに二回目のシャッターチャンスが来ます。
写真を選ぶ余裕ができるのですよね。
量を撮るためには同じ場所、同じ被写体で露出を変えながら4,5枚撮るのがいいですね。
いろいろな明るさの写真ができて、どれを選ぶか…、さらにそれぞれで少しづつアングルも変われば、どの構図が自分のイメージにぴったりか、好きなものを選ぶことができるわけです。
Mモードで絞りとシャッター速度を自分で決めていると、明るさを一段変えて撮ってみるというのは簡単にできますよね。
一段変えることによってどの程度明るくなったり暗くなったりするか、その感覚をつかめるといいですね。
そして、その一段…、絞りで変えるのか、シャッター速度で変えるか、ISOで変えるか…、どれで変えるのが良いのか、分かるようになってきましたか?
どれで変えても一段は一緒でしたよね。光が半分になる、ですよね。
ボカすのか、ブレてもいいのか、ブレずにしっかりピントがほしいのか…、そうしたことを考えながら、ぼかしたいから絞りは4のまま、シャッター速度で明るさを変える…、飛行機をぶれないように撮りたいので、シャッター速度は1/2000のまま、少し曇ってきたので、明るくするためにISOを上げるとか…、この3つの値の組み合わせで、イメージ通りの写真を手に入れるために、どうするのかを決めていくのですよね。
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ツアーの後半で暗い建物の中に入ったとき、屋外では100か200に固定していたISOを、いきなり1600とか3200とかまで上げることになりましした。
ISO100のときより1600に上げるということは4段明るくすることになります。
100→200→400→800→1600ですよね。
これでシャッター速度を4段稼ぐ、1/4→1/8→1/15→1/30→1/60、これで手振れしにくいシャッター速度で撮れるようになりましたよね。
絞り、シャッター速度、ISO…この3つの値は写真を撮るときに決めなければなりません。
写真を撮るための三要素ということになります。
逆に写真を撮るためにはこの3つの値を決めるだけでよく、それ以外の色々、ホワイトバランスだったり、ピクチャースタイルだったり、アートフィルターとかも、後からいくらでも変えられることなのですね。
ただ、変えるためには標準の記録方式ではなく、RAW記録しておく必要が出てきますけどね。
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ということで、ホワイトバランスを蛍光灯に変えてモロッコ青い街風にしたのとか、もっと彩度や明瞭度を上げて印象的な空を表現した写真を貼っておきます。
パソコンで現像加工したもので、その時、3度目のシャッターチャンスを手に入れることになります。
こうして加工することで、見えないものが見えてきたり、印象的な表現に変えてみたり、失敗作かなぁーと思っていたものが蘇ることもある。
これも量を撮っておくからできることで、このひまわりのような逆光の場合は、かなり大きく暗くする方向に露出を変えて何枚も撮っています。
カメラ任せのオートでは絶対にできない写真ですね。
カメラはあなたが何を撮りたいのかは理解してませんから、画面の中にあるもの全体で、なんとなくいい感じになるように調整してしまうのですよね。
ここを強調して明るく、後は暗くしたい…とはならず、暗い部分も明るくする方向に行ってしまいます。
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それと、撮りたいものにピントをどうやって合わせるかを聞かれましたが、カメラのオートフォーカスは画面の中心に近い人や目立つもの、色が濃く明るいものにピントを合わせようとします。
どうしても撮りたいものにピントが合わない場合は、できるだけ真ん中にもってきてシャッター半押ししてピントを合わせ、そのまま半押し状態で構図を決めて撮ることになります。
構図を決めてからだとほしいところにピントが来ない…、これはよくあることです。
なので、OyZが使ってるピント設定は、中央一点フォーカスです。
リピーターの課題となるマニュアルフォーカスは、もっと感覚的にピントの山を見分ける技が必要になってきます。
慣れればどうってことないのですが、オートでしか使ってない方は結構大変。
まあ、でもマニュアルで撮れるようになれば、写真の幅がぐっと広がり、イメージした写真に作り込むこともできる。
そう、写真って創るものなのですよね。

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